荷重、速度&環境

ベアリングの寿命は、使用環境、荷重、動作速度のほか、これらの条件が使用期間中にどの程度変化するかによって決まります。プラスチックベアリングは、これらの条件によって、さまざまな影響を受けます。プラスチックベアリングは、大きな荷重に耐え、高速を達成し、多様な特殊環境や苛酷環境にも適していますが、下図に示すように、2種類以上の影響要因が存在する場合は、ベアリングの予想寿命に影響が出ます。この図は、荷重、速度および環境がすべての要因である場合のプラスチックベアリングの適性を示しています。各要因は、色別の円で示されています。プラスチックベアリングが2つ以上の要因を含む動作条件と交差する場合の適性が、高、中、低で示されています。

BNL Diagram Edit Highspeed
高:プラスチックベアリングは、効率的に動作し、十分な寿命を発揮します。                                     中:プラスチックベアリングは、効率的に動作しますが、摩耗率が高くなり、ベアリングの寿命に影響が出ます。                低: 複数要因のこの組み合わせは、ベアリングの効率性と寿命の両方に影響を与えます。

より優れた性能に向けた製造

BNL独自のツールの設計・加工技術により、成形軌道を備えたベアリングの設計・製造が可能です。このベアリングは、同等の切削ベアリングよりも高性能かつ長寿命です。

成形過程で微細結晶層が形成され、ベアリングの寿命をさらに延ばします。切削プラスチックベアリングや、成形後に軌道を切削するプラスチックベアリングの場合、この結晶層は形成されないため、ベアリングは、摩耗率改善のメリットを失います。

BNLの専門的な製造プロセスにより、ベアリングに硬化結晶層が形成され、摩耗率と平均寿命が改善されます。さらに、BNLの業界標準ベアリング は、新たな設計を採用し、荷重負荷能力と総合的性能の改善を図りました。

ワンランク上の成形プラスチックベアリング

BNLは、独自の成形技術、厳選した素材、長年にわたる製品の知識と設計ノウハウを駆使し、現在市販されている他のプラスチックベアリングを凌駕するベアリングを製造しております。また、BNLの成形ベアリングを現在市販されている一般的なベアリングと比較して検証しました。BNLの6300シリーズの完全成形ベアリングと同じ条件で、同シリーズの切削ベアリングをテストしました。

 

速度 1000 rpm - 荷重 20Kg - 持続時間100万回転
BNLの成形ベアリングは、一定の温度とデルタDCを保ちましたが、切削ベアリングは、はるかに摩耗が早く、多くの熱が発生しました。1.5時間後、また90,000回転後、切削プラスチックベアリングの内軌道が溶融し、ベアリングは破損しました。BNLのベアリングは問題なくテストを完了しました。
さらに、成形ベアリングと切削軌道をもつ成形ベアリングの摩耗も比較しました。上記グラフに示されているとおり、BNLの完全成形ベアリングは、摩耗率においても、切削加工を用いて製造されたベアリングより格段に優れていることが示されました。

回転トルク

BNLのプラスチックベアリングは、軽量で、グリースを塗布しなくてもスムーズかつ効率的に動作するため、同等のスチールベアリングと比べ、回転トルクが低くなっています。つまり、BNLのベアリングは、起動時も動作時も消費電力が低いため、お客様は、より小型で価格も抑えたモーターを選ぶことができ、エネルギー使用量を低減することが可能です。

BNLの6003Zプラスチックベアリングは、6003Zスチールベアリングと比べ、回転トルクが0.15 Ncm小さくなっています。

素材の選定

BNLの業界標準のベアリングの素材は、アセタールで、SS420の鋼球を標準装備しています。アセタールは、一般的に用いられる産業用プラスチックで、各種の荷重、温度変動、流体にさらされた場合でも寸法が変化することはありません。耐摩耗性、耐疲労性に優れ、吸湿性も低くなっています。摩擦係数が低く、長期にわたり高い摩耗性能を発揮します。ステンレス鋼の鋼球は、耐腐食性に優れています。SS420製鋼球には、蒸気、オイル、アルコール、アンモニアや、弱酸性環境に対する耐性があります。この鋼球は、磁性をもっています。弊社標準ベアリングに用いられている素材についての詳細情報は、下記のpdf文書(ダウンロード可能)でご覧いただけます。

業界標準のベアリング データシート

データシートをダウンロードしてください。

お問い合わせ

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